つらかったら逃げてもいいんだよ!逃げるが勝ちさ
職場や学校がつらくて「会社を辞めたい」「学校に行きたくない」と逃げ出したいと思った時に、『石の上にも三年』ということわざで助言をしてくる人が出てきます。
冷たい石であっても、3年座っていれば石が暖まってくることから、忍耐強く辛抱していればいつか成功することのたとえで使われます。
他にも『辛抱する木に金がなる』や『成らぬ堪忍するが堪忍』のことわざがあるように、日本では古くから「忍耐」「辛抱」「我慢」が美徳とされてきました。
このようなことわざを持ち出して、「ここで逃げたら失敗するよ」と脅し、逃げようとする者を引き留めようするでしょう。
でも、「逃げるな」って言われると、なんか悔しいんですよね。
別に勝負なんか挑んでいないのに、自分が“負け”を認めるようで。
だから、本当は逃げたいのに逃げずに頑張ってしまって、結局は疲れ果ててしまうのです。
ちょっと待ってください。
どうして逃げることが“負け”になるのでしょうか?
別に逃げたって構わないと私は思います。
なぜなら、日本の古くから伝わるものの中に、逃げることが“負け”ではなく、“勝ち”になる遊びがあるじゃないですか。
それは「鬼ごっこ」です。
鬼になる人をジャンケンなどで決め、その鬼になった人が逃げている人を追いかけ、タッチすると鬼の役が交代する、子どもたちに大人気の遊びです。
この遊びを通して、私たちは子どもの頃から「逃げることの大切さ」を学んでいるのです。
でも、大きく成長するにつれて、案外忘れてしまうもの。
鬼ごっこの「鬼」は、パワハラやセクハラをしてくる職場の恐ろしい人間、いじめをしてくる学校の悪い人間です。
その鬼がそばにやってきたら、耐え忍んだり、辛抱したり、我慢したりしないでしょう。
被害を受けないように、真っ先に逃げるはず。
逃げて、逃げて、逃げまくって、逃げ切れたら、呼吸や態勢を整えるために一旦休みます。
そして、次にどうするか行動を決めます。
つまり、逃げるというのは“負け”ではなく、逃げ切ったことで“勝ち”を得るとともに、次の行動を選択するための時間を稼ぐことなのです。
もう一つことわざを紹介すると、『逃げるが勝ち』というものがあります。
無理に戦わず、時には撤退や逃げることが賢い選択であり、最終的に勝利や利益につながる場合があるという意味です。
戦いや困難な状況において、無駄に頑張るよりも、戦略的に引き下がることで被害を避け、将来的に有利になることを示唆しています。
もし職場や学校がつらくて逃げ出したいと思ったら、それは賢明な判断だと捉えてください。
あなたが逃げたことは決して負けることではなく、呼吸や態勢を整えて、勝ちにつながる次の行動に転じるために必要な時間なのです。
誰かが『石の上にも三年だよ』と言ってきたら、「世の中、たくさん石が転がっているんだから、ここの石にこだわる必要はありません。私はもっと良い石を見つけて、その石の上に座ります」と返答しましょう。
「こんなことで逃げていたら、どこへ行っても通用しないよ」と言われたら、「ここでしか通用しないあなたに言われたくありません」と口答えしてください。
「逃げ癖がついちゃうよ」と言われたら、「勝つために逃げるだから、勝ち癖だよ」と言い返すのがおすすめです。
つらかったら逃げてもいいんです。
『逃げるが勝ち』ですから。
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