人生は加点(プラス)方式で生きるのが一番ラク!
人生には波があります。
そして、心の病の症状も波があって、良くなることもあれば悪くなることもあります。
さっきまで友達と楽しく話していたのに、急に気分が悪くなって帰りたくなる…。
朝早く起きることができたのに、外に出かけようと思ったら強い不安感や恐怖感を抱いたりする…。
充実した一日を過ごせたと思っていたら、心身ともに疲労がぐったりときてしまう…。
そんな嫌な気分を晴らす方法は、マイナスのことをなるべく無視して、プラスのことだけにフォーカスすることです。
プラスに逆転する
たとえ気分が悪くなったとしても、それまで友達と楽しく話せていたことを思い出してみてください。
朝早く起きれたことは、生活のリズムが整ってきた証拠ですよ。
心身ともに疲れてしまったのは、あなたが一日の時間をたっぷり使えるように頑張って過ごしてきたからです。
こうやって、マイナスになっていたとしたら、逆転させてプラスに変えるのです。
つまり、自分の捉え方や考え方を「プラス」で終わらせるのです。
- テレビを見過ぎて疲れた→疲れたけど、テレビをたくさん見れて面白かった
- 美味しいものを食べ過ぎた→食べすぎたけど、美味しいものを食べれた
- 夜はあまり眠れなかった→夜はあまり眠れなかったけど、今はこうして起きることができている
- 仕事が上手くできなかった→仕事が上手くできなかったけど、失敗を防ぐための対策を知ることができた
ポイントは「けど」を使うこと。
「けど」を使うことで、マイナスからプラスへと逆転させることができます。
自分にとってマイナスなことがあったら、その語尾に「けど」を付けて、プラスへと転じるようにしていきましょう。
自分を褒める
嫌なこと、ツライこと、苦しいことなど、「マイナスなこと」はすぐに見つけることができてしまうんですよね。
自分の気持ちの中で目立つ位置にあるから、どうしても強く感じてしまう。
けれど、なかなか見つけることができないのは「プラスのこと」です。
だから、普段は特に「プラスなことを見つけよう!」と意識することが大事なのです。
「プラスのこと」と言っても、特別なことでなくて構いません。
自分の良いところや楽しいと感じたことなどを探してみてください。
- 朝起きた→朝早く起きれた
- 夜眠った→夜早く眠れた
- 外に出た→外に出れた
- 散歩した→散歩できた
- ご飯を作った→ご飯を作れた
- 電車に乗った→電車に乗れた
- テレビを見た→テレビを見れた
これも「けど」と同じように、「〜れた」「〜できた」を使うことで、マイナスからプラスへと逆転させることができます。
「できて当たり前のことではないの?」と思われたかもしれませんが、当たり前のことで良いのです。
心の病になると、当たり前のことができなくなってしまいます。
だから、どんな時でも自分の良かったことやできたことを褒めて、それを全部プラスとして捉えてください。
人生はすべてプラスへ
野球やサッカー、バスケットボールなどの競技と同じように、人生にマイナスの得点はありません。
すべて人生の得点は加点(プラス)されていきます。
もし嫌なこと、ツライこと、苦しいことがあったら、それを自分の人生に加えないでください。
耐えたり、逃げたり、時間が過ぎたりすることで、マイナスのことは段々と忘れてしまうもの。
マイナスのことが消えれば、やがて「良かった」「助かった」と思える時が来るので、その気持ちをプラスに変えていきましょう。
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